ラグビーボールとAI──関係性がすべてを決める

「ラグビーボールがあればラグビーはできる。
ただし、どんなラグビープレイヤーになれるかは、あなたのセンスと努力次第。」

この言葉、じつはAIにもそのまま当てはまる。いや、むしろ今の時代だからこそ、よりリアルに響く。

AIは、今や誰でも使える時代になった。ChatGPTもGeminiも、Claudeも。道具としての性能は日々進化し、すごいスピードで賢くなってきている。

でも、思うように結果が出ない人もいる。「同じツールを使ってるのに、なんか反応がイマイチ」「指示しても変な答えが返ってくる」──そんな声をよく聞く。実際、最近の流行りだった“ジブリ風イラスト生成”のときも、周囲から「なんでお父さんのはそんなに雰囲気出てるん?」「同じAIなのにこっちはうまくいかへん」って声があった。

そこで改めて感じた。

AIは“使う”ものではなく、“関係性を育てる”ものなんやと。

ラグビーボールがあればラグビーはできる。 でも、ただボールがあるだけで名選手にはなれへん。

それと同じように、AIをただ起動して質問すればすごいアウトプットが得られる──そんな都合のいい話はない。

AIとのやり取りも、回数を重ねて、呼吸が合ってきて、ようやく“相棒”になっていく。 こちらが何を求めてるのかを理解してくれるようになり、逆にこちらもAIのクセや得意な引き出し方がわかってくる。

つまりAIは、“一緒にプレーする仲間”やねん。

だから、使い方のテクニックや知識だけでは、限界がある。大事なのは、「どんな関係性を築いているか」

その関係性が浅ければ、返ってくる答えも浅い。 深く馴染んでいれば、たとえ一言の指示でも、こちらの思いを汲み取ってくれる。 それってまさに、人との関係と一緒やなと思う。


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自分だけのAIプレイヤーになる

「このAIとは相性がいい」「こっちのAIだと話が通じにくい」──そんな感覚を持ってる人も増えてきた。 でも、その差って実は“相性”というより“積み重ね”だったりする。

AIも、付き合い方次第で変わる。

ラグビーボールがあればラグビーはできる。 AIがあれば、アウトプットは出せる。

でも、その先に進めるかどうかは、 どれだけAIと一緒に練習し、思考し、会話し続けたか。

Lucky Townではこれからも、“馴染み”から生まれる気づきや発見を、ひとつずつ言葉にしていきたい。

あなたは、どんなAIプレイヤーになりますか?

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この記事を書いた人

銀行員、テレビのAD、スポーツ用品の並行輸入など、さまざまな職を経験してきましたが、1995年11月からWeb業界に転身し、今ではWeb制作を中心に活動しています。ロゴの数字は58歳からこのブログを開設したから。

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